ヴィパッサーナー瞑想体験記(5)~感じること~

10日間のヴィパッサナー瞑想 日本ヴィパッサナー協会
 
体験記(1)~初めに~
体験記(2)~一日の流れに慣れる
体験記(3)~眠気と呼吸~
体験記(4)~周囲との関わり~

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3日間で集中する瞑想、アーナパーナ瞑想を実践して、4日目にやっとヴィパッサナー瞑想に入る。
目を閉じて皮膚が空気や洋服に触れる感覚を隈なく感じていく。

頭頂部から額、鼻、頬、顎、後頭部、両耳、肩、腕、肘、手首、指、身体前面、背面、腿、膝、足の裏、つま先・・・・今度はその逆・・・・その繰り返し・・・・


誘導されるように体を感じてみたが、これが出来ない!
気付いたら目がその部分を追っていて、膝なんてところを感じているときには
体が前傾してしまっている。
だから眼球や頭が痛い・・・

何度かやって気付いたのだけれど、私は感じているのではなくて、身体解剖図がイメージで出てきて、いつも施術するときのように筋肉や骨を目で追っている。そして痛みのある部分で止まり、感じているつもりなのかもしれない・・・

ぜんぜん体を感じていないじゃない??!!
これは衝撃的だった。

私、感じられないのかなぁ・・・なんて少し落ち込みながらその日のお昼休み、ず~っと外の山を見ていた。

心地よい風、木々が風になびく音、青空に山の傾斜、木々の濃い緑色・・・とても深く目に焼きついた。


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一度リセットして午後の瞑想に取り組んだ。
そしたらお昼に見ていた山の傾斜の情景がビジョンに残っていて、

一瞬、、、体が無くなった???

これは伝わりにくいかもしれないけれど、身体全体が細かい粒子になっていて、眼の部分だけが残っている。

まるでよくあるシンボライズされた仏陀の目がさっきの山の情景に浮かんでいるよう・・・
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そこから今ある自分の身体を逆に感じてみたら???
眼の位置から頭頂部の距離はこれくらい、皮膚と空気との差はこんな感じ・・・という風に感じてみたら
なかなか面白かった(笑)
ピリピリしたり、空気に触れていて少しヒンヤリしていたり

その日の午後はお昼に見た山の情景が鮮明だったせいか、このような体が無くなった感覚は続いた。


でも夜にもなったら、また再びありありと今の体の存在を感じ始めた。
誘導では眼は完全に閉じておくようにとの指示だったけれど、眼を閉じて自分の目が動いてしまうときは、
少し半眼にして眼を固定すると、逆に自分の今感じている部分をありありと感じられたので、実践した。


これから身体の細部の痛みや鈍さを感じ、一つ一つ見つめていく作業が続く・・・


(6)へ続く
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by i-love-freo | 2010-11-01 00:00